【人事】効果的な1on1面談とは?
1.1on1面談とは
1on1面談とは、上司と部下が1対1で行う、定期的な面談のことです。
1on1面談の目的は、
部下の成長を促すことです。
部下が能動的に動いてもらえるように、
〇前向きな発言を引き出すこと
〇部下の良いところは称賛・承認すること
〇悩んでいる事を聞いて部下の不得意を理解させること
この3点ができると、良い時間となります。
では、なぜ部下の成長を促すために、
1対1で話をする時間を作る必要があるのでしょうか?
1on1面談の目的は、”部下の成長”ではあるものの、
成長する為の手段は、勉強や、現場で実践等沢山ありますよね。
その答えは簡単です。
上司と、部下の信頼関係を強化するためです。
会社目標やお互いの共通目標・個人目標を理解していれば、
達成するための方法も考え続けることができます。
その結果、お互いの目標が達成できると
「信頼」「感謝」し合える関係になることができます。
それって、凄く素敵な取り組みだと思いませんか?✨
店舗ビジネスにおいて、繁盛店を目指すには、
信頼関係を強化して相互間の個人の強み、個を活かす体制が必要です。
2.信頼関係構築の2つのポイント
そんな部下の成長・信頼関係の強化を図ることのできる1on1面談ですが、
信頼関係を構築するためのポイントを2つお伝えします。
①雑談をすること!
まず、上司と部下で話すこと自体が
緊張やストレスという場合も考えられますよね。
なので、手法は一律ではありません。
その場合、1on1面談が「雑談」になっても問題はないと考えています。
ここでポイントなのが、雑談だけして終わった‥‥
ということにならないように気をつけましょう。
相手への質問ばかりにならないように、
自分の身の回りで起きたことを自己開示して、
相手の緊張をほぐしてあげることが大切です。
②効果的なフィードバック
1on1面談では部下の業務に関して、
上手くできたことや
失敗したこと、
仕事上の悩みに関する情報 などを共有し、
上司が対話を通じて部下をサポートしてあげることが大切です。
より、効果的なフォードバックを行う上で、
【上手くできたこと】からフィードバックしましょう。
中には、失敗してしまったことだけを伝えてしまう方もいると思います。
ですが、指摘があまりにも多いと、
社員のモチベーションも下がってしまいます。
良い点 ⇒ 悪い点
この順番でフィードバックすることを意識しましょう。
まずは、「有意識」で行動を始めよう!と、
意識してもらいたい行動を心掛けさせるなど、
何か一つでも次回の1on1面談までに変化が訪れるようにしましょう。
また、毎月定期的に1on1面談を行うことにより、
取り組むべき「課題」が明確になり、「行動・改善」のサイクルが回るようになります。
それにより、部下の成長が促され、
社内全体のパフォーマンス向上にも繋がります。
3.@UP流!効果的な1on1面談運用
では、@UPでは実際にどのように
1on1を運用しているかお伝えいたします。
流れとしては、以下のとおりです。
《計画・行動確認》
・週に1~2度、部署毎に進捗確認
《部下成長の為のフィードバック》
・月に1度、上司と部下の1on1面談
このように、進捗のすり合わせなどの計画・行動と
フィードバックの時間は分けた方が良いです。
例えば、店舗ビジネスでいうと、
”朝礼”が計画・行動の確認の時間に繋がるのではないでしょうか?
今月の目標に対して、
現在の進捗を確認し、逆算して今日の目標(計画・行動)を
確認共有していきますよね。
中には、朝礼を実施していない店舗もあると思いますが、
朝礼は社員全員が顔を合わせるタイミングでもあるので、
朝礼の時間は必ず確保して、
行動計画を確認することが大切です。
このように、定期的な計画・行動を確認することにより、
月に1度の1on1面談では、
フィードバックに注力することができ、部下の成長にも繋がっていきます。
4.1on1面談のポイント
では、実際に1on1面談を実施する際の、
ポイントをお伝えいたします。
◆目的を忘れない
1on1面談の目的は、「部下の成長」です。
決して、「管理のため」ではありません。
目的を忘れず、目標達成に向けた能力や、
行動を引き出して、成長させてあげましょう。
実は、1on1面談は部下の育成だけでなく上司自身の成長にも繋がります。
なぜかというと、部下が振り返ると同時に
上司自身も振り返りをしますよね。
「今日、何か他のやり方をとっていれば結果は変わったかな」と過去を確認する。
過去を超えるには、より良いやり方で改善につながります。
「良い反省」の今日を変えていくサポートを行いましょう✨
◆傾聴すること
最も重要なポイントとして挙げられるのは、
上司側が先に意見を言ってしまわないことです。
先述しているとおり、1on1面談の目的は”部下の成長”です。
つまり、主役は部下ですよね。
なので、1on1面談の場では上司は「傾聴する姿勢」に徹し、
発言をむやみに否定せず、
部下が自分の意見を話せる流れをつくることが大切です。
急に、上司と話す時間を作ったとしても、
突然素直に話すことは心理的にも難しいケースの方が多いです。
まずは素直に話せる、伝えられる関係性の構築から始めましょう。
理想としては、半分以上の時間を部下が話すことだといわれています。
そのためにも、話を途中で遮ってしまうことがないよう気をつけましょう!
◆チェック項目を用意する
1on1面談を締めくくる前に、
以下チェック項目を用意しましょう!
☑ 次回の1on1面談までの課題
☑ やるべきことについての行動確認
そうすることによって次月1on1面談の機会には、
より深い話ができるようになります。
部下が「話してよかった」と思えることが、まず第一のゴールになります。
「質」の高いコミュニケーションを実現していきましょう。
5.まとめ
いかがでしょうか?
今回は、@UPの1on1面談についてお伝えいたしました。
改めて、1on1面談は部下が成長するための時間です。
現在、面談の時間をうまく取ることが出来なかったり、
日々の業務に追われてしまっている‥‥
そのように感じたときは、是非参考にしていただけますと幸いです。
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