【人事】評価者が悩む採点の根拠を解決
1.評価の採点基準について
早速ですが、
現在実施している段階評価などの評価採点(点数)について、
あなたの会社は下記のようになっていませんか?
では、ここで質問です。
「各点数の理由を正確に説明できますか?」
「1の悪い」とは「何を」もって「悪い」のか・・・
それぞれの点数に対する定義を説明できますでしょうか?
部下を評価する際、
フィードバックを実施することで成長にも繋がります。
ここで大切なことが、点数の定義です。
実はこの点数の定義が定まって”いる”、”いない”の違いで、
評価のフィードバックを受ける側の理解度や満足度が大きく変化します。
2.【基準】が決まっている・決まっていないで起こりうる問題
では、どのような問題が起こってしまうと思いますか?
答えは以下のとおりです。
評価対象者が抱く思い(感情)
・何をしたら4になれるのか不明。
・3の理由が普通…?普通とはなんですか?
・同僚が同じ3でしたけど、なぜ同じなんですか?
・前回の2から3に上がったけど理由が分からない。 など
評価・査定側の問題
・評価する人によってばらつきがあり査定に影響が出る
・中央値の3が大量発生する など
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採点を5段階などで細かくするのは悪いことではありませんが、
フィードバックがしにくい細かすぎる設計は、
結果的に評価に関わるコストを増やし、
社員のやる気を下げるとっても望まない結果を招いてしまいます。
今回はそうならない為にも、
採点の定義についてお伝えします!
3.アット・アップの採点定義
それは「成長4段階」です。
ポイントは2つあります。
①段階評価で中央を作らない
②段階に対する定義が明確なため、 評価者と被評価者でコンセンサスが取れる
成長4段階とは、
成長の過程を4つの段階で言語化したフレームワークの事です。
それぞれの段階を分かりやすく車の運転に例えてご説明します。
成長4段階は継続していることを評価の最上としています。
できた・できない、では一過性の評価になりやすく、
また、どのシーンを切り取るかで、
お互いの認識にズレが出てしまう可能性があります。
4.お互いの認識のズレを起こさない採点をする為には
評価やフィードバックに対して起こるズレは、
社員のモチベーションを下げる大きな要因となるため、
採点には必ずその根拠や定義をお互いに理解できる設計と
なっていることがとても大切です。
このように、明確に設計する事で、腑に落ちた採点を行えます。
ちなみに仮に4の評価の人でも失敗はあります。(※評価が3に下がることはあります)
例えば、車の運転でも
慣れてくるとぶつけたり交通違反を犯す事ってありますよね。
人は慣れが出てくると失敗することがよくあります。
そんな時は、3の「有意識、有能」に立ち戻り、自己研鑽しましょう!
5.まとめ
以上、今回は評価採点の基準についてお伝えいたしました。
現在運用している制度が古かったり、
社員の満足度を得られていないと感じた時は、
アット・アップ式評価採点方法を参考にしていただけますと幸いです。
今回お伝えした内容は動画でも詳細にお伝えしていますので、
是非動画もご確認ください🎵