同じ失敗を繰り返す人とそうでない人の差はどこに?誰でも改善できるワンポイント

人間は誰しもが「同じ失敗を繰り返す人」になりうる

「昨日も言ったでしょう?」「何度同じことを言わせるんだ!」

仕事でも家庭でも、つい言いたくなること・言われてしまうことがありますよね。
そこで「あいつは(自分は)ダメな人間だ」と決めつけてしまう前に、今回は<同じ失敗を繰り返す人>とそうでない人の差に注目してみましょう。

ダメな要因はその人の能力ではなく、必ず「行動」に原因があります。
ダメな行動を見直し、「ダメな人」から脱却しましょう。

エビングハウスの忘却曲線

42%

突然ですが、これは何の数字でしょうか。

答えは、頭に入れてから20分後に忘れてしまう情報の量です。

ドイツの心理学者エビングハウスが提唱した「忘却曲線」と言う考え方があります。これによると、どんなに真剣に覚えようとしても、20分も経てば58%しか記憶に残らないのです。

20分後は42%

1時間後は56%

1日後は74%

1週間後は77%

1ヶ月後は79%

これだけ多くの情報を人間はすぐに忘れてしまいます。

個人差があるとは言え、多かれ少なかれ「人間は元々忘れやすい生き物である」と言っても過言ではないでしょう。逆に言えば、インプットを終えた後の行動によって今まで何度も同じことを言わせてしまう人か、そうでない人かに分かれていたことになります。

では、「失敗を繰り返さない人」たちは何をしていたのでしょうか。

失敗を繰り返さない人がやっている事

先のエビングハウスの忘却曲線によると、人間の記憶力では、20分後でさえ58%の情報量しか保持できません。

この記憶力の低さを、一昔前の、ちょっと懐かしい話から分かりやすくご紹介しましょう。

今ではなかなか考えられない話かもしれませんが、昔(20年ほど前まで)のパソコンは突然のエラーで編集中のデータが消失したりする事が頻繁にありました。

半日かけて打ち込んだデータが消えた!と頭を抱えた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで当時のパソコンユーザーが取りうる対処として、一番簡単にできるものは「こまめに保存をしておく事」でした。

近年のアプリケーションでは自動バックアップ機能が搭載されている事も多く、
万が一の際にもすぐに復元してくれるので安心ですね。

つまり、人間も記憶のバックアップ=メモをこまめに取っておけば良いのです。

同じ失敗を繰り返さないためには、メモを取っておくことが最も重要だったのです。

しかし、ただメモを取っていれば良いのではありません。

「メモを取っている、取らせているのに直らない」

そんな人が陥りがちな罠と、対処法をご紹介します。

メモが活かせない人の特徴

要点を抑えていない

メモを取っても結果が改善されない、という人のメモには、書いてあることが支離滅裂で、内容がイマイチ分からない…と言うケースが時折見られます。

一般的にメモは「自分さえ分かれば良い」と言われますが、ただ聴き取った内容を文字にするだけでは、理解した、とは到底言い難いでしょう。

ここで重要なのは、他人でも分かるように書く(能力開発の5段階で言う”教える”レベルを意識する)と言う点です。

他人が読んでも理解できると言う事はつまり、他人に教えることができるレベルまで、まずは自分自身が理解をしている必要があります。

見聞きして入ってきた情報の要点=4つのインデックス+α(後述)をきちんと汲み取り、自分の力で理解した上で正しいメモを取りましょう。

見返していない

バックアップを取ったとしても、それを使わない事にはせっかくのメモも無駄になってしまいます。
毎日決まった時間にメモを読み返す習慣をつけ、忘却曲線に負けないよう記憶をしっかりと定着させることが大切です。

メモで書き留めるべき、4つのインデックス+α

メモで重要なのは、いつ誰が見返しても理解できること。ここで必要になってくるのが、情報の整理です。
人間が長期的に記憶しておく重要な、話の核心になる部分を優先的にまとめておくと分かりやすいメモが取れるでしょう。

仕事において特に頻繁に使われるのは、以下の4項目です。

  • 日時
  • タイトル
  • 場所
  • 名前

そして、その内容(見聞きした事実)から

  • 自分が何を感じたか
  • 何に気付いたか

という事も書き残しておくと、自分が内容を消化した証にもなります。

このように、重要な項目を「人は忘れる生き物だ」ということを前提に書き残しておくことが大切です。

取ったメモを見返すには?

せっかくメモを取っても、見返さずにただ書き写すだけでは全く役に立ちません。
そこで、取ったメモを見返すためにおすすめの習慣をお教えします。

時間を決めてノートを開く

起床後や、始業前、寝る前など、毎日決まった時間にノートを開くことを習慣づけます。
ただノートを開くだけなので大変な習慣ではありませんが、効果は絶大です。
余裕があれば追加で記入したり、新たな疑問点に気づくこともあります。

アラームをかける

毎日決まった時間にノートを開くのをなかなか習慣づけられない人は、こちらがおすすめです。

皆さんが普段よく使っているスマホにはアラームやリマインド機能も備わっているので、今までメモを見返す習慣が無くても、実行を促すことができます。

毎日見る場所に貼る

そもそも今までメモやノートを見返す習慣が無かった人には、最初に行動に移すことも大変かもしれません。
その場合は、更にハードルを下げれば良いのです。

元々習慣づいていた「財布を開く」「スマホを取り出す」「テーブルで食事を食べる」…そんな何気ない日常にメモを挟み込んでしまえば、自然と目に入るでしょう。

アナログ?それともデジタル?

メモを取る手段は数多くありますが、大きく分けて「アナログ」と「デジタル」の二種類に分類できます。

スマホのあらゆるアプリを使いこなし、デジタルメモしか取らない!と言う人も居れば、大学ノートを常に持ち歩く人も居るでしょう。
常にどちらが正解、と言うことではなく、自分の好みと状況に応じて使い分けることが一番大切です。
そこでアナログとデジタルを選択する上で参考になる両者の特徴をご紹介します。

アナログメモの利点

デジタルメモに比べるとメモを取るハードルは高く、腰が重い人には不向きですが、じっくりと内容をかみ砕きたい人や場面に向いています。
人によっては「メモ魔」と言われるほどの手書き愛好家もいるので、デジタル社会においてもまだまだ当分廃れることのない分野と言えるでしょう。

・目的のページを開くのが早い

デジタルには無い特徴として、付箋を貼ったり耳を折ったりと物理的なアプローチができます。
一目でノート全体の概要を掴んだり、一手で目的のページを開いたりすることも可能です。

・視覚的なメモが取りやすい

見開きや矢印、立体的で自由な書き位置、ペンによる色分けなど、装飾性に優れているという点はアナログメモ第一のメリットと言っても過言ではないでしょう。
ものごとを感覚で捉える右脳派の人とって、ノートメモはまさに最適な媒体です。

・内容を覚えやすい

「メモを書く」こと自体が学習行為になっているので、一度書いた内容は忘れにくいと言う特徴があります。
同じミスを犯さない、と言う点においてはノートやメモに書くことこそが、ミスを犯しやすい多くの人にとって最も理想的な手段と言っても過言ではありません。

・愛着が湧く、達成感が得られる

意外な特徴として挙げられるのが、今まで取ってきたメモが物理的・視覚的に認識できることで愛着や達成感が得られ、もっとメモを取ろう、と言うモチベーションや積極的なメモの習慣化に繋がります。
近年ではインクの残量に目盛りの付いたペンも学生たちの間で密かなブームとなっており、「勉強した達成感がある」との声が多いです。

デジタルメモの利点

全体的な特徴としては、メモを取る行為そのもののハードルが低く、手軽にできる点が大きいです。
簡単なので言われてみたはいいものの、なかなか手が動かない…と言う人に向いています。

・持ち歩きしやすい

デジタルの第一のメリットとして挙げられるのは何と言っても携帯性です。
かさばらずに携帯できるので、「持ち歩かなければいけない」と言うハードルがありません。

・常に身近にある

見返す際にわざわざノートを開く必要がない、と言うのは大きなメリットです。スマホであればリマインド機能を使えば、好きなタイミングで気軽に確認できます。
見返す行動のハードルがぐっと下がるので、せっかくのメモが無駄になることもありません。

・伸縮自在

アナログノートの欠点としては、多くの余白を取っておかないと後から追記する際に小さく書かないと収まらなかった、と言う事が頻繁に起こることでしょう。
この点においてはデジタルメモに軍配が上がります。
好きなだけ追記できるので、余白の心配をする事もなく、必要な量だけ書き足す事ができます。

・記述が早い

キーボードやフリック入力はデバイスを立ち上げてすぐに使用可能で、操作も容易なため、デジタルデバイスに慣れた若い人にとっては手書きよりも数段早く書き留められます。

・声でメモができる

近年のスマホの音声認識の精度は非常に高く、特にメモ機能においてはその性能を遺憾なく発揮できますが、
意外と活用できていない人が多いのではないでしょうか。
実は使いこなせばキーボードやフリック入力よりも早くメモを取ることが可能です。
最速かつ、片手で手軽にメモが取れるので、ぜひとも試していただきたい手法です。
ただし、人の話を書き留めるには不向きなので注意が必要です。

まとめ

メモの取り方を2種類に分けただけでも多くの相違点が挙げられることがお分かりいただけましたでしょうか。
「絶対この方法でメモしなさい!」と言うよりは、自分(あるいは同僚)のお気に入りを見つけることが大切です。

ただ書くだけの「形だけメモ」を卒業して、充実したメモを取りましょう。

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