【人事】《実例紹介》人の成長に繋がる評価項目とは
皆さん、こんにちは!
今回はアット・アップの人事考課制度に取り入れている
評価の項目についてお伝えします。
前提として、
評価とは、査定や給与を決める為の手段と思われがちですが、
最も大切なことは「人の成長」のための取り組みです。
実は、評価には、目的(目指すべき自分)から逆算した時に、
現在の状態を表す大事な役目がございます
現在を明確に知ることで、目指すべき自分とのギャップが分かる
成長とは、ギャップをクリアしていくことで得られる結果です。
現在を理解することで習慣が変わり、望んだ未来を叶えていきます。
1.アット・アップの評価項目とは
多くの企業で2軸の評価を採用しているかと思いますが、
弊社の評価設計でも内面と技術の2軸で評価をしています。
アット・アップの評価項目は大きく分けて2つ項目が存在します。
①「内面的成長」
組織の成長に求める能力
新入社員から経営幹部までの各層に求められる人間性や、
ビジネススキルが含まれる
②「技術的成長」
専門的業務スキルに求める能力
販売職であれば、セールスやプレゼンなど、専門的な能力等が含まれ
デザイナーであれば、使用するソフトの熟練度などが含まれます。
本記事では、「内面的成長」に用いている
評価項目についてお伝えいたします。
2.内面的成長に用いる評価項目
では、本題に入らせていただきますが、
弊社が採用している内面的成長に用いている評価項目ですが、
「コンピテンシー評価」を採用しています。
コンピテンシー評価とは、
ハーバード大学のマクレランド教授が、
1970年代に提唱した人事管理の概念です。
コンピテンシー評価では、
具体的な行動そのものではなく、行動につながる
「性格」「動機」「価値観」のような要素を意識します。
一言でいうと、「人物像を言語化したものです。」
例えば、2人の人間が、
同じ大学を出て、同じ資格を持ち、同じ能力があったとしても、
ビジネスの結果が異なる事があります。
なぜ、結果が異なるのかを明確にするものがコンピテンシー評価です。
コンピテンシー項目を用いた評価に
起こりがちな代表的な失敗例は以下のとおりです。
・「評価する項目が多すぎてよく分からない」
・「評価項目を覚えていられない」
このように、
対象者は何に集中して取り組んでいいのか分からない
評価者は何をポイントに観察して評価してあげればよいか迷ってしまう、など
どちらも混乱してしまうようなケースでは、失敗の確率が上がってしまいます。
3.失敗しない評価取組事例
では、失敗しない評価取組はどのようなことがあるでしょうか?
実は、アット・アップでも過去に同じことが起きていました。
そこで弊社が改善した代表的な取り組みがこちらです。
《代表的な取り組み》
コンピテンシー項目を‥‥
① 新入社員〜経営幹部まで6階層に分ける
② 全社員共通の項目を作る
③ 該当の階層から3つ・全社員共通から3つの6つを選ぶ
要するに、今取り組むべき項目を6つに絞る「選択と集中」です。
理想は、全てのコンピテンシーを伸ばせることですが、
全てを完璧に実行していくことはとても難しいことです。
そのため、何から伸ばしていくか優先順位を決めて取り組むことで
当事者も評価者もやるべきことがシンプルになり
成長に繋がりやすくなります!
では、実際にどのようなコンピテンシー評価があると思いますか?
今回は、特別に弊社のコンピテンシーから1つご紹介します。
こちらは全社員共有の項目で、
多くの社員が選択しているコンピテンシー項目です。
項目:成長意欲 学習意欲
■ OKな行動:自身の明確なキャリア上の目標を持っている■ NGな行動:キャリア目標がない、曖昧、目標が場当たり的
弊社では、全社員が共通して設定する項目のことを、
「重要基礎項目」と呼んでいます。
アット・アップの社員として求められる「行動の軸」が
この「重要基礎項目」に当たります。
ビジネスには、多様なスキルや価値観が求められますが、
会社として、絶対にブレない「軸」を、
社員が迷うことなく理解して行動できる「根拠」を、
この2つを弊社ではコンピテンシー評価を使い、表現して評価しています。
4.まとめ
以上、今回は評価項目についてお伝えいたしました。
コンピテンシーの内容も世の中の流れに合わせて
定期的な見直しが必要です。
一度作って終わりではない人事の取り組み
3年前、5年前と今とでは価値観も情勢も変わっています。
働きがいのある、成長を感じ続けられる環境を目指して
アット・アップはこれからも人事の取り組みをより良くしていきます。
今回の内容をご参考にしていただけると嬉しい限りです。
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