ノウハウ

【人事】同じ失敗を繰り返す人とそうでない人の差はどこに?誰にでも改善できるワンポイント

皆さま、こんにちは!

今回の記事では、

同じ失敗を繰り返す人とそうでない人の”差”と、
誰にでも改善できるワンポイントをお伝えいたします!

まずその前に、前提として知っておいていただきたいことが・・・

 


人間は誰しもが「同じ失敗を繰り返す人」になりうる

「昨日も言ったでしょう?」「何度同じことを言わせるんだ!」
仕事でも家庭でも、
つい言いたくなること・言われてしまうことがありますよね。

そこで「あいつは(自分は)ダメな人間だ」と決めつけてしまう前に、

今回は<同じ失敗を繰り返す人>と<そうでない人>の”差”に注目してみましょう!

ダメな要因はその人の才能ではなく、必ず<行動>に原因があります。
「ダメな行動」を見直し、「ダメな人」から脱却しましょう。

 


エビングハウスの忘却曲線

「42%」

突然ですが、これは何の数字でしょうか。

答えは、頭に入れてから20分後に忘れてしまう情報の量です。

ドイツの心理学者エビングハウスが提唱した
「忘却曲線」と言う考え方があります。

これによると、どんなに真剣に覚えようとしても、
20分も経てば58%しか記憶に残らないのです。

 

出典:https://trinity.jp/118843/

これだけ多くの情報を人間はすぐに忘れてしまいます。

程度に個人差があるとは言え、多かれ少なかれ
「人間は皆、元々忘れっぽい生き物である」と言っても
過言ではないでしょう。

逆に言えば、インプットを終えた後の行動によって
<何度も同じことを言わせてしまう人>か<そうでない人>か
に分かれていたことになります。

では、<そうでない人>たちは何をしていたのでしょうか。

 


失敗を繰り返さない人がやっている事

先のエビングハウスの忘却曲線によると、
人間の記憶力では、20分後でさえ58%の情報量しか保持できません。

この記憶力の低さを、
一昔前の、ちょっと懐かしい話から分かりやすくご紹介しましょう。

 

~パソコンを用いた、たとえ話~

今ではなかなか考えられない話かもしれませんが、
昔(20年ほど前まで)のパソコンは
突然のエラーで編集中のデータが消失したりする事が頻繁にありました。

半日かけて打ち込んだデータが消えた!と
頭を抱えた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで当時のパソコンユーザーが取りうる対処として、
一番簡単にできるものは「こまめに保存をしておく事」でした。

近年のアプリケーションでは、
自動バックアップ機能が搭載されている事も多く、
万が一の際にもすぐに復元してくれるので安心ですね。

 

つまり、人間も同じように、

《記憶憶のバックアップ=メモ》をこまめに取っておけば良いのです。

同じ失敗を繰り返さないためには、
メモを取っておくことが最も重要だったのです。

しかし、ただメモを取っていれば良いのではありません。
「メモを取っている、取らせているのに直らない」

そんな人が陥りがちな罠と、対処法をご紹介します。

 


メモが活かせない人の特徴

①要点を押さえていない

メモを取っても結果が改善されない、という人のメモには、
書いてあることが支離滅裂で、内容がイマイチ分からない…
と言うケースが時折見られます。

一般的にメモは「自分さえ分かれば良い」と言われますが、
ただ聴き取った内容を文字にするだけでは、
「理解した」とは到底言い難いでしょう。

ここで重要なのは、他人でも分かるように書く…
「能力の5段階で言う”教える”レベルを意識する」と言う点です。

▼ 能力の5段階については、こちらの記事に詳しくまとめています!

【人事】口だけの人、仕事を「実行できる」社員に育てる。能力の5段階に基づく人材育成

 

他人が読んでも理解できると言う事は
つまり、「他人に教えることができるレベル」まで、
まずは自分自身が理解をしている必要があります。

見聞きして入ってきた
【情報の要点=※4つのインデックス+α】をきちんと汲み取り、
自分の力で理解した上で正しいメモを取りましょう。
※詳細は後述します。

 


②見返していない

バックアップを取ったとしても、
それを使わない事にはせっかくのメモも無駄になってしまいます。
毎日決まった時間にメモを読み返す習慣をつけ、
忘却曲線に負けないよう記憶をしっかりと定着させることが大切です。

 


メモのコツ

<メモで書き留めるべき、4つのインデックス>

 

メモで重要なのは、いつ誰が見返しても理解できること。
ここで必要になってくるのが、情報の整理です。

人間が長期的に記憶しておくために、
重要な話の核心になる部分を優先的にまとめておくと、
分かりやすいメモが取れるでしょう。
仕事において特に頻繁に使われる項目が、以下の内容です。

《4つのインデックス+α》

・日時
・タイトル
・場所
・名前
+自分が何を感じたか、何に気づいたか

その内容(見聞きした事実)から
+αの内容も書き残しておくと、自分が内容を消化した証にもなります。

このように、重要な項目を
「人は忘れる生き物なんだ」ということを
前提に置き、書き残しておくことが大切です。

 


<メモを見返す方法>

せっかくメモを取っても、
見返さずにただ書き写すだけでは全く役に立ちません。

そこで、取ったメモを見返すためにおすすめの習慣をお教えします。

 

●時間を決めてノートを開く

起床後や、始業前、寝る前など、
毎日決まった時間にノートを開くことを習慣づけます。

ただノートを開くだけなので
大変な習慣ではありませんが、効果は絶大です。

余裕があれば追加で記入したり、新たな疑問点に気づくこともあります。

●アラームをかける

毎日決まった時間にノートを開くのを
なかなか習慣づけられない人は、こちらがおすすめです。

皆さんが普段よく使っているスマホには
アラームやリマインド機能も備わっているので、
今までメモを見返す習慣が無くても、実行を促すことができます。

●毎日見る場所に貼る

そもそも今までメモやノートを見返す習慣が無かった人には、
最初に行動に移すことも大変かもしれません。

その場合は、更にハードルを下げれば良いのです。

(行動に移すことが大変な理由と対処法はこちらで紹介しています。)

元々習慣づいていた
「財布を開く」「スマホを取り出す」「テーブルで食事を食べる」…
そんな何気ない日常シーンに、
メモを挟み込んでしまえば、自然と目に入るでしょう。

簡単に、習慣に取り入れることのできる内容なので、
大変おすすめです✨

 


最後に、最速かつ、片手で手軽にメモが取れる、
ぜひ試していただきたい手法をご紹介いたします。

●声でメモができるボイスメモ

近年、スマホの音声認識の精度は非常に高く、
特にメモ機能においてはその性能を遺憾なく発揮できますが、
意外と活用できていない人が多いのではないでしょうか。

AIと連動して使いこなすと、
会議の議事録なども一瞬で文字起こしが施され、
文字情報から、簡単に要約をしてくれます。

使いこなせばキーボードやフリック入力よりも
早くメモを取ることが可能です。

ぜひ、必要に応じて使い分けてみてくださいね🎵

 


まとめ

いかがでしょうか?

今回は、<同じ失敗を繰り返す人>と<そうでない人>の差と、
誰にでも改善できるワンポイントをお伝えいたしました!

今日のメモを取るシーンから活用いただける内容なので、
ぜひ、実践してみてください!

 

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