ノウハウ

【人事】社員が報酬に不満を感じる原因と解決策

皆さん、こんにちは!株式会社アット・アップです。

本日は、
人事考課制度における報酬制度についてお話しいたします。

 


1.報酬制度の効果と課題

報酬制度には、人事考課の結果に基づいて、
適切な報酬やインセンティブは社員のモチベーションを高め、
業績向上となる効果もありますよね。

ですが、実際に多くの企業で起きていることは、
社員のモチベーションを上げるはずの制度なのに、
なぜか社員から「不満」の声が上がってくること。

本記事では、
喜ばれるはずの報酬が逆に不満を生み出してしまう…
そんな事にならないよう

「なぜ、社員は報酬に不満を感じるのか?」

その原因と解決策についてお伝えしていきます。

 


2.なぜ、社員は報酬に不満を感じるのか

 

画像

報酬制度がある中で、
多くの企業が直面する課題の一つが、

「社員が期待する報酬」と
「会社が実際に提供できる待遇」

この二つの間に大きな差があることです。

このギャップが続くと、
社員のモチベーション低下離職率の増加に繋がります。

しかし、社員全ての意見を受け入れることは、
企業としては経済的に厳しい場合がありませんか?

 


では、なぜ社員は報酬に不満を感じるのか?

それは以下の理由が考えられます。

・期待していた報酬と、実際の受け取った金額が異なっている
・自分より実績の低い社員が、自分よりも多く報酬をもらっていた
・前回の報酬と金額が変わらなかった
・報酬金額の根拠が分からない

これらの理由で共通していることは、
「報酬の根拠がブラックボックス」になっている事です。

それにより、不満を生み出している可能性があります。

 


ここで、よくある事例をお伝えいたします。

【バランスが悪く不満を生み出す査定の事例】

とある企業のAさんとBさんを見てみましょう。

【Aさん】

・販売力は高く店舗実績への影響力大
・自身のスキルを仲間に教えるのは苦手
・実績への思いは社内ナンバー1
・協調性が低く指示通り動かないことがある
・仲間に会社の不平不満をよく漏らす

【Bさん】

・販売力は低い
・自身のスキルを仲間に教える事に前向き
・誰が見ても真面目で一生懸命である
・誰よりも朝早く出勤している
・空き時間に店舗の清掃などを率先して行う

 

この二人を見たときに、
どちらが評価が上がりやすいと思いますか?

実は、Aさんの方が評価が上がりやすいんです。

 

それはなぜか?答えはこのとおりです。

【Aさん】

ちょっと扱いづらい所もあるけど、
評価を下げて万が一彼が辞めるとなると実績が下がるから、
評価を下げる事ができない。

【Bさん】

誰も、Bさんの事を苦手とする社員もいないし、
真面目で一生懸命なのはわかるけど、
販売力は低く実績には繋がっていない。

 

似たようなケースはどこの企業でもあるのではないでしょうか。

このようなバランスの悪い査定が起こってしまう原因は、
目的・目標・役割が不明確なため人材が育つ仕組み、環境が
存在していないことがあげられます。

不満を生まず社員のモチベーションを高め、
企業全体のパフォーマンスを向上させるためにも、
社員が自分の努力や成果に対して適切に評価され、
報酬が支払われることが求められます。

 


3.アット・アップが取り入れている5つの解決策

こういった課題を解決するためには、
アット・アップが取り入れている【5つ】を取り入れることが、
とても効果的です。

 

画像

①評価基準は2軸で設計

実績を評価する軸・人格を評価する軸
社員の貢献度を多角的に評価するため、
業績だけでなく、協力性や態度、マナーなどの
人間性を評価基準に加えています。

 

②透明性の確保

評価基準や評価方法を明確にする
報酬のルールと、設定されている金額は、
理解を得られるレベルの情報開示をしましょう。

 

③定期的な1on1

定期的に1on1を行い、
社員が自身の評価を理解し、改善点を認識できるようにしています。

▼1on1のノウハウに関する記事はこちら

【人事】効果的な1on1面談とは?

 

④人材育成の強化(社内教育・外部研修など)

職位ごとに、スキルの成長を目的とした研修の実施。
知識をアップデートすることで、モチベーションの向上や、
自分の役割に対しての責任感も変化します。

職位別の研修(店舗ビジネスの場合)
一般社員には、セールススキル・セルフマネジメント
店長職には、リーダーシップ・マネジメントスキル・ロジカル思考
部長職には、問題解決スキル・プレゼン 等 職位に合った内容を実施がおすすめです。

 

⑤報酬制度の見直し

過去に決めた固定の報酬制度や、
社歴を基準とした報酬制度の見直しなど、
今の時代に適した柔軟な報酬制度を導入することがおすすめです。

 


4.まとめ

人事制度の定期的な見直しは、

企業と社員の間に生まれるギャップを埋めるために不可欠です。

多くの企業では、
社員が望む報酬と会社が提供できる待遇にギャップがあり、
これが不満を引き起こしています。

重ねて、適性と役割が一致していないケースも多く、
評価が公正に行われていないことがあります。

公正で透明性のある評価制度を導入することで、
社員の適性を正確に見極め、適切な教育と報酬を提供することができます。

これにより、社員のモチベーションが向上し、
企業全体のパフォーマンスも確実に向上します。

もし、報酬に対して少しでも不満が上がっているようでしたら、
今回ご紹介した5つの解決策をヒントに見直してみてください。

自分の企業は大丈夫かな…?と思った
経営者の方、人事担当の方は
こちらの記事をご確認いただきチェックしてみてください⇓

人事制度の取り組み、御社はいくつチェックが付きますか?【チェックシート付き】

 

 

▼@UPのまなび▼

@UPの独自メソッド、<感情デザイン>が、学べるコースへのお申込み受付中!

 

@UPでは”本当に”望んだ自分になるためのお力添えとして、
「感情デザインスクール」をご用意しています!

スクールにご加入いただくと、まずはじめに、
【感情デザインベーシックコース】にご受講いただきます✨

〇 全6回のオンライン学習

多くの人の悩みは、人間関係にあるといわれています。
その悩みを解決するためにスキルや技術を学んでも、
イライラしたらそのイライラが表に出てしまうケースがあります。
ですが、”自己認識”を深めると、
「こういうときにイライラしやすいんだ」
「でもイライラしたくない!」と客観視することができ、
そんな感情を、どのように”自己管理”していくのが良いのか…
人とのコミュニケーションの中でどう気を付ければ良いのか…
”本当に”望んだ自分になるための、
「自己認識・自己管理・人間関係」を本コースでは、本質的に学べます。

〇 専属トレーナーとの月1カウンセリング

”本当に”望んだ自分になるために感じている悩みを
個別オンラインでお伺いし、アドバイスいたします✨

詳細はコチラ

お問い合わせはコチラ

 


 

@UPメールマガジンの登録はコチラ

 

資料ダウンロード一覧

お問い合せ