厳格な目標管理による社員のモチベーション低下はなぜ起こるのか?原因と解決策を徹底解説
こんにちは、アット・アップです。
日頃より、記事を読んでいただき誠にありがとうございます。
早速、本題に入っていきます。
今回のタイトルである、
「厳格な目標管理による社員のモチベーション低下」
と言うことですが、
目標またはノルマとは、
セールスにとって、切っても切れない関係ですよね。
極端な話、セールスの存在意義でもある目標(ノルマ)ですが、
そんなノルマを高い水準で常にクリアしてるのが、
トップセールスパーソンと呼ばれる人たちですね。
トップがいる一方で、スタッフの中には、
毎月・毎日「目標・ノルマ」を追うことにプレッシャーを感じ
身も心も疲弊してモチベーションが低下している人もいるかと思います。
本記事では、その原因と解決策をお伝えしていきます。
■ モチベーションが低下する3つの原因

いくつかの原因が考えられますが、
本記事では3つの原因についてお伝えしていきます。
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まず1つ目は、
「手段の目的化」
目先の仕事に追われ、変化の感じられない日々に、
不安を感じ徐々にモチベーションが下がっている状態
そして2つ目は、
「目標の目的化」
冒頭でもお伝えしましたが、
セールスパーソンの存在意義は、目標の達成であり、
役割として当たり前のように求められます。
ですが、この「目標」だけを意識してしまうと、
人が働く動機(モチベーション)である、
最も大切な「目的」を忘れてしまい、
目先の目標(ノルマ)しか見えていない状況に
陥ってしまい、モチベーションが下がっていく状態
最後の3つ目は、
「1と2の状態から目的に立ち戻れる環境がない」です。
アット・アップが考える前提として、
「どんな優秀な人材でも1も2に陥る可能性がある。」
この考えが前提にあることで、原因に対する打つべき対策が変わります。
■ 原因に対する大切な考え方

ここで大事なことは、
人は「手段の目的化」や、
「目標の目的化」に陥った時に、
自分の力だけで立ち戻ることが出来る人はほんの一握りで、
当たり前ではない事が、前提にあるかどうかです。
一昔前では、
● 歯を食いしばってでも立ち上がれ!
● 一人でなんとかしろ!
● 昔は先輩の背中を見て自力で成長してきた! …
なんて言葉を使われる時代もありましたが、
最近では、無理な煽りはパワハラと言われるようなことも増えてきましたよね。
さらに現代は、
情報に溢れ、昔に比べ隣の芝生が青く見えたり、
(※なんでも他人の物はよく見えるということ)
他者と簡単に比較できるようになったりと、
影響を受けやすい環境になっています。
この考えが前提にあることで、原因に対する打つべき対策が変わります。
■ モチベーションをあげる
実は、今も昔もモチベーションが下がった社員を
立て直す行為の「本質」は変わってないんです。
立て直す本質とは、「相手を鼓舞する」行為です。
忘れてしまったり・見失ってしまった目的を
思い出し、再び原動力を復活させる行為です。
皆さんは最近、身近な人を鼓舞しましたか?
■ 効果的な解決策
先程、3つの原因の中で、
「手段の目的化」「目標の目的化」の状態から
目的に立ち戻れる環境がない とお伝えいたしましたが、
これらを解決する手段として、
アット・アップでも実施していることがあります。
それが、1on1です。

● 相手が「なぜ」今の会社で働いているのか?
● どのようなキャリアビジョンを描いているのか?
● 1ヶ月後、2ヶ月後にどのような能力や経験を得て成長していきたいのか?
この全てが「目的」につながる話であり、
効果的に確認できる時間が「1on1の時間」です。
仮に、1on1の取り組みをすでに行っているものの、
「手段の目的化」「目標の目的化」が解決できていない場合は、
1on1の時間で目的を伝えずに、目標だけを伝えている可能性があります。
一番、危険なのは「あれやって」「これやって」の指示だけの1on1ですね
実際に、1on1でどのような話をしたらいいか、
または、話の構成が分からない場合は、
「未来(目的)→ 過去(結果)→ 現在 → 未来」
の順番で組み立てていただくことをおすすめします。
■ まとめ
今回は、
「厳格な目標管理による社員のモチベーション低下」について
原因と解決策をお伝えいたしました。
1on1には、
相手を鼓舞して、
マイナスになったモチベーションをリセットする
重要な役割がございます!
忙しくて時間が取れずメンバーとの時間を蔑ろにしていると、
「手段が目的化」「目標の目的化」の人材が増えてしまい、
組織の力が低下してしまいす。
放置せずに積極的に取り組んでいきましょう!@必ず、ご注意くださいませ。
「人事で価値を上げる、人事の@UP」
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@=価値
UP=上げる
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