【人事】スタンダードブックの重要性とは?理念浸透の鍵を握るツール
こんにちは!アット・アップです。
企業が成功するために欠かせない要素の一つが「理念の浸透」です。
しかし、理念が組織全体に浸透し、
行動に反映されることは、そう簡単なことではありません。
そこで、行動に反映させるための手段として、
「スタンダードブック」が有効的であることをお伝えいたしました。
今回は、そんな「スタンダードブック」の重要性をお伝えいたします。
1. 理念浸透の重要性
そもそも、なぜ、理念浸透が必要なのかというと、
一緒に働く従業員やメンバーが誰でもいいわけではなく、
同じ思いや価値観で共通の目的を達成したいからですよね。
理念の浸透とは、
上記のことが組織として当たり前の状態になっていると言えます。
ですが、多くの企業で理念の浸透が難しい背景としては、
社員が理念に共感していなかったり、
経営陣と、役職者、社員とで、ズレが起こってしまい、
思うように理念が浸透しない…なんてことがあります。
理念というのは、会社のトップ・代表の考えでもありますが、
トップの考えに対して共感していない状態は、
組織崩壊や早期離職に繋がってしまう可能性になりえます。
2. よくある課題とその解決策
では、なぜ、理念が浸透しないのでしょうか?
様々な課題はあると思いますが、
例えば、社内コミュニケーションが不足していたり、
理念自体はあるものの、具体的な行動までは落ちていなかったり、と
上げていくとキリがないほど出てきます。
こういった理念浸透が難しい際の、解決策の一つとして
とても有効なのが「スタンダードブック」です。
3. スタンダードブックの役割と効果
スタンダードブックとは、
会社の在りたい姿とそれを叶える社員像を「言語化」したツールです。
叶える社員像を言語化できると
チームのリーダーは主観での指導ではなく、
スタンダードブックに記載されている言葉(基準)を
使った指導ができるようになります。
あなたの会社では、
リーダーがメンバーに確認できる基準が言語化されているでしょうか?
アット・アップのスタンダードブックに載っている言葉を一つ紹介します。
ほんの一例ではございますが、スタンダードブックには上記のような
会社が社員に持ってもらいたい価値観や行動基準を載せていきます。
つまり、スタンダードブックを見れば、
会社が望む状態がすべて掲載されているようなイメージです。
日々リマインドセットとして内容を確認して、
会社が望む状態に立ち戻ることができるのです。
そんなスタンダードブックがもたらす効果を5点紹介いたします。
①企業理念の深い浸透
スタンダードブックにより、
全社員が企業の理念や価値観を共有し、一貫した行動が促進されます。
これにより、企業文化が強化され、理念が組織全体に浸透します。
②統一された行動基準の確立
明確な行動基準が提供されることで、
社員全員が統一された行動をとり、業務の質が安定します。
これにより、顧客対応や内部プロセスの一貫性が保たれます。
③社員のモチベーションとエンゲージメントの向上
理念に基づいた明確な目標と指針があることで、
社員のモチベーションが高まり、企業へのエンゲージメントが強化されます。
長期的には、社員の定着率や生産性の向上に寄与します。
④ブランド価値の強化
企業理念が明確にされ、社員の行動に反映されることで、
顧客や取引先に対するブランドイメージが向上します。
信頼性が増し、市場での競争力が高まります。
⑤持続的な成長の促進
理念に基づく長期的なビジョンが示されることで、
企業の成長戦略が明確になり、持続的な成長を支える基盤が整います。
社員ひとりひとりが同じ方向を向き、
企業全体としての目標達成に向けて一丸となって取り組むことができるようになります。
4.まとめ
いかがでしょうか?
今回は、「スタンダードブック」の重要性をお伝えいたしました。
言葉は人を動かす力を持っています。
口頭で伝えたから大丈夫は、全然大丈夫ではなかったりします!
今回の記事ではお伝えできませんでしたが、
スタンダードブックを制作して導入しても
活用できているケースと、形骸化してしまうケースがございます。
活用できているケースについては、
また別の記事でお伝えしたいと思います。
これからも記事を楽しみにしていただけますと幸いです!